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長年使用しているので......仕方ないけど
ある程度大きい水槽で熱帯魚を飼育する時、この手の循環ポンプを使う事になる。
水槽のサイズにより、縦型であったり画像のような横置きタイプだったり、ポンプのサイズも色々。
早いと3〜4年使用すると、だんだん使用中の音が大きくなる
(運が良い?時は、倍以上普通に使える場合もある)
なぜ音がうるさくなる?原因は?
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原因は何か?
1・ポンプ内のベアリングの劣化。
2・ポンプ内の汚れにより水がうまく流れない為。
3・過去に1度だけ設置場所のトラブル(防震ゴム等の劣化)。
以上3つあげたが、ほとんどの場合がポンプ内のベアリング劣化が原因。
すぐにポンプが壊れてしまう事は滅多にないと思うが、だんだん音が大きくなり、気になりだすと、耳について離れない。
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そこで、分解修理をしてみる。
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これがザックリにはなるが、必要最低限の道具。
ドライバー・六角レンチ・モンキー(正式名称?)潤滑剤etc.
これらは珍しい道具ではないけど、一つだけあまり見ないものが(右上)プーリー抜き。
今回の作業ではこれが無いと先に進まない(運次第では使わない場合も....)。
それでは順を追って分解してみよう。




まずは見えるネジ類を緩める。(プラスドライバー・ボックスレンチを使って)
当たり前のことだけど、どれがどこのネジかを忘れずに(今回ネジは3種類だけ)。
あまりサビがないので全てのネジが簡単に外れた。
しかし長年使用したポンプは大体サビていて、なかなか外せない。
なのでその場合は予め緩めるための潤滑剤(KURE5-56など)をかけておく方が時間短縮できる。



左画像、Oリング。可能ならこれも新品交換したいところだけど、状態確認と洗浄してそのまま使用する。中画像、このタイプのポンプはここにネジが隠れていた。そして右画像、いよいよメイン作業に....。
ここからは少し注意して行う。モーター部分のオレンジ色のコイルは切れたりすると....再起不能というか、専門業者に頼む事になる。
いよいよ今回のメイン作業。
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その前に、ちょっと厄介なものが隠れている。
本体底面に小さな窓がありそこからイモネジを外さなくてはならない。
ここもサビている場合が多いので潤滑剤を、それと見落としがち?イモネジが2か所なので、ひとつ外して良いと思わず、もうひとつ無いか確認をする。



今度こそメイン作業。
ベアリング交換。毎度のことだけどココも錆びている場合が多い箇所。
なんとか引っ張り出して、右画像のようにしてプーリー抜きでベアリングを外す。この道具があれば簡単な作業ではあるが、ベアリングの軸を曲げたり、傷つけないように注意が必要。

あと少しで折り返し


ベアリングはふたつある。もう一つはコイルの奥に。ココも潤滑剤を使い、ショックを与えて...なんとか取るしかない。この状態から引っ張る工具もあるけど.....兎に角、コイルを傷つけないことが重要。
あと、ベアリンが取れたとして、その後ろにベアリング用の波ワッシャーがある。
この波ワッシャーの存在を忘れない事!!
最後の最後に波ワッシャーが出てきてやり直しって事に...。
ちなみに新品ベアリングと外したベアリングの動き具合をチェック。
多分、抵抗感、音の感じが違うはず。
ベアリングは側面にサイズが表記してあるので、同じタイプのものを用意する。
さぁ、あとは組み立てるだけ。
ココからは今までの逆作業で元に戻すだけ。
まず!波ワッシャーを入れて!
そしてベアリングを入れて、次にもう一つのベアリングを入れる。
プーリー抜きで抜いた方は入れるのも大変な場合がある。
なかなか入らない!その場合、軸を紙やすり等で磨く、とにかく磨く。


それでもなかなか入らない時は矢印の部分を軽く叩いて入れる(矢印の金属部分と同じサイズの筒状のものがあれば、叩きやすい)あと、炙って入れる作戦もあるが、このベアリングは小さく、プラスチック部品を使っているので、炙るのは難しい。
無事にベアリングを交換できればあとはネジを止めて完成。
以上が今回の作業内容です。
この交換作業ができれば、各種サイズのマグネット交換は同じようにできます。
異音が出てしまったポンプ・モーター類はまずはベアリング交換を試してはどうだろうか。


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